こんばんは。
いつもイベント前のギリギリ更新ばかりしている哲磋工房の販売部です。
何も書いてなくてすみません。

明後日（時計ではもう明日！）に迫った
『A space walk 2021 春　in 名古屋・三光堂』の説明をする前に、少しだけ。

去年のクリスマスに抽選販売した哲磋工房初のセミオーダー企画。
今週のはじめに無事にお客様の元に届けることができました。

皆様に本当に喜んでいただけたようで、安心と充実感に満ちています。

哲磋工房はこれまで受注製作というものをほとんどしていません。
作家本人が作りたい、見てみたい、というものを数は少なくなるけれども、丁寧に時間をかけて作る。
会社員として時間やルールに縛られた経験の反動とも言えますが、
工房設立以来、ずっとそのスタイルでやっています。
一見自由に見えますが、自分の中で創作の火を灯し続けるというのもなかなか厳しいものです。

そんな作家がセミオーダー？
できるの？

正直、淡々と手早く事務的に終わらせれば…とか
これが最初で最後かも、とかも思っていました。

ところが最初のミーティングでそれが一変。
自分たちからでは出てこない新しいアイデアがいっぱい！
とっても楽しくなってしまって、こちらからも提案をいくつもして、
お客様の欲しいペンが、私たちも欲しいペンになっていったのです。

セミオーダーがこんなにも満足して完成できたのは確実にオーダー主の皆さまの熱意のおかげです。
皆さんが一ヶ月近く、哲磋の過去の画像を探し、自分の理想のペンを考え抜いてくださったパワーに押されました。
まさに作用と反作用の関係です。

終わってみると、これまでとは違う技法や、新しいガラスの顔など、
たくさんの技術を得ることができました。

オーダー主の皆さま。
本当にありがとうございました。
末永くご愛用いただけると嬉しいです。

毎年一回？
と今ここで宣言することは難しいのですが
きっとまたやります！

乞うご期待。